HOME

2014年10月26日日曜日

外資系金融会社が見る日本の不動産業界の評価は?

ニッセイ基礎研究所さんが出されているデータを見て、驚きました。 

「日本の不動産は強い。ただ日本の不動産関連業者は強く無いのかもしれない…」と思ってしまいました。

ニッセイ基礎研究所 不動産チームが出したデータを見ると…


外資系企業が発表する世界の不動産マーケットの透明度ランキングによると、直近の日本の総合順位は97ヵ国中25位

低い順位だなと、私は感じてしまいました。

続いて、


アジア圏では、11位の香港、13位のシンガポール、23位のマレーシアより低い評価です。

これを読んで驚いてしまいました。


私自身、海外の不動産業界に詳しいわけではないので、この数字を見て何が原因なのか、実際はわかりません。

ただ、この順位になった理由として5つのインデックスがあるようで、その内の3つが下のようにありました。



  1. 運用成果(パフォーマンス)は10位
  2. 売買価格や賃料、空室率、投資利回りなどマーケット動向把握するための基礎的なデータに関しては51位
  3. 取引プロセスは44位

※他のインデックスはわかりません。

上記を見る限り、『不動産取引をする上で、有効となるマーケット情報は少なく、取引プロセスも不透明性があるが、運用するとパフォーマンス高い』というまとめになると思います。

これってすごいですよね。

情報の不透明性があるのに運用パフォーマンスが高いのですから。

情報を不動産業者が保持して開示しない、情報として定数化できない物が多い、というのが原因としてあるのでしょうか。

個別性の高い不動産だからこそ、定量化してもあまり意味が無いですし、社会のトレンドが読める方が大事かと思います。

個人的には、②のマーケット動向把握をするための基礎的なデータについてはどんどん公開していってほしいと思ってます。


業界の再編成していくことで、未来の景気を表す不動産市場を活性化させていきたいですね。




0 件のコメント:

コメントを投稿